2015年9月6日日曜日

FMワイレスマイクの実験

以下の回路は、1石 FMワイヤレスマイクとして良く知られたもので、綺麗なFM変調が電波で発振され、FM(モノラル)ラジオで綺麗な音で受信できました。(中学一年生)

二階にワイヤレスマイクをおいて、ラジオで聞きながら自転車で移動すると距離は200mは届きました。それ以上は道路の事情で受信実験を中止しました。

これをspiceで発振実験してみました。


発振周波数は、よく知られた f=1/(2*π*√(L*C)) では大きな誤差になり、この計算式は適用できませんでした。

出力される発振電圧が綺麗なサイン波にならないのは、この発振電波が高調波等のスプリアス成分を含むためです。

発振波形の純度を上げるには、BPFやLPFを追加する必要があります。




この回路では、周波数を約90MHzに合わせました。
出力用コイルの二次側に、数kVの値が出てしまいますが、これは私のインダクタンスの文法ミスによるものです。

☓ 0.3*{lval}
○  {0.3*lval}

Windows用LTspiceでは、文法エラーがポップアップするそうです。
(ここではMacOSX用LTspiceを使用しています。)

このFMワイヤレスマイクは、中学1年の時に作り、現在も問題なく動作しています。
その当時、spiceは米国で既に開発中になっていたようです。
現在の各種spiceは、バークレー校のspiceエンジンがベースになっているそうです。

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