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2016年12月17日土曜日

OPアンプ(LT1359/1358) 高周波ワイドアンプとその応用(ラジオ用中間周波数増幅回路)

1. LT1359/1358による高周波ワイドアンプ

図1.にOPアンプ LT1359/1358 を2段使用した高周波ワイドアンプのAC解析特性を示す。
利得は、47dBと低めに設定した。
0〜2[MHz]程度まで大変良好な利得と位相の特性が得られている。

OPアンプは高い周波数の領域ほど利得が下がり、その理想的直線性を生かしたハイゲインの増幅が困難となる特性がある。


2. OPアンプ LT1359/1358 を2段使用した455[KHz] IFアンプとAM検波回路への応用

図2.1, 図2.2 図2,3. にOPアンプ LT1359/1358 を2段使用した455[KHz] IFアンプとAM検波回路への応用し、スーパーヘテロダインラジオの構成を試みた。
利得は、iFTの昇圧を利用し約80[dB]の高ゲインを実現できるが、選択度特性が思わしくなく、ラジオ電波の混信がさけられそうにない。
実用的にするためには、選択度をあげる設計改善が必要となる。

市場のIFアンプはOPアンプによる広帯域アンプの後に、BPF(バンドパスフィルタ)を使用する例が見られる。

図1. OPアンプ LT1359 を2段使用した高周波ワイドアンプのAC解析特性


図2.1. OPアンプ LT1359 を2段使用した455[KHz] IFアンプとAM検波回路 No.1


図2.2. OPアンプ LT1359 を2段使用した455[KHz] IFアンプとAM検波回路 No.2


図2.3. OPアンプ LT1359 を2段使用した455[KHz] IFアンプとAM検波回路 No.3



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2015年9月13日日曜日

NJM4580でHi-Q RC Filter IF アンプを試す/机上設計段階で設計不良を解決する

(1)過渡解析:AM受信波形が歪んでいます。


無信号でも派手に発振するので、調整しました。それでもまだ歪んでいます

(2)AC解析:選択度は良好です。

選択度は良好ですが、Qが高すぎるのでしょうか・・・
入力信号レベルをちょっと上げると派手に発振します
こんなこと実実験でやると、かなり発振止めるのに時間がかかり苦労すると思われます。


机上で設計不良による異常発振が見られ、机上で止められるというのはLTspice なかなかやるものだなぁと・・・。

問題の解決はこれからですけども。

波形や特性が見えても、設計不良が回路設計のどこにあるのかを見つけるのは、最後は人間の思考にかかっていますわ。

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