僕が小学校6年に買ったラジオキット[4]は、随分長い時間の試行錯誤を経ましたが、ついに完成しませんでした。
ラジオキット[4]は、バリオームの位置、PNP TRの個数8石、IFTの個数3個+OSCコイル1個、現在は無いトランス式4石AFアンプ、すっかり使われなくなったカーボン抵抗(現在はDIP品は金属皮膜抵抗、またはSMDチップ抵抗に置き換わっています。)・・・同ラジオ基板はすべて記憶している画像と一致しています。
当時の現象:
(1) 感度が著しく低く、わずかに放送局が聞こえるか、全く聞こえない。
(2) ピー、ピー、ギャー、ギャー、ギャーと異常発振音が聞こえる。
(3)トリマー類全ての調整を行ってもラジオとしての受信正常動作が起こらない。
今ごろになって再度調べて見ると、日本製のトランジスタ・ラジオキットは、大変高額だった1970年代はじめからトラブルが多発していたようです。
その問題は、現在でも状況は改善されていないのはショックでした。
状況はそのラジオの設計関係者に関し、深刻な状態にあるらしいこともわかってきました。
ある海外のアナログ専門家によると、この旧式ラジオの一般的設計手法は求まっておらず、実験・測定と試行錯誤による回路実験が必要との話もありました。
旧式のスーパーヘテロダイン式ラジオは、中学生の技術家庭科の教育にも使用されていたことがあり、驚いたことに現在でも問題が続いていました。この方式のスーパヘテロダインラジオの設計方法が確立されていなかった状態が続いていたため、現在でもピーピー、ガーガーと鳴ってしまう症状が多いようです。
僕は、この長年続いてきた課題を解決するためにオリジナルの設計努力を行った結果、ほぼその設計手法がわかってきました。
図1は、従来の試行錯誤方式から脱却し、関連研究者とともにオリジナルの設計方法で新規開発した2SC1815 3石 AM/MW 中波受信用 ヘテロダインラジオです。
図1.3V DC電源動作用に新規設計したスーパーヘテロダインラジオ
本ブログでは、別記事にも、この方式のラジオ設計方法を開示しています。
参考にした情報(引用情報):
[1]SPQの地震ラジオ
[3]チェリー CHERRY CK-606 6石 スーパー ラジオ キット
https://www.youtube.com/watch?v=nJkBiXJLb2k
[5]ケースは日本製と書いてあったキットの品質について
[7]ソニー ICF-6800の修理体験記 (家電製品)
http://radiokobo.sakura.ne.jp/G/bclradio-repair/6800.html
0 件のコメント:
コメントを投稿
現在コメント機能に不具合が出ています。お手数ですみません。
メッセージは、メールでお送り願います。