複同調回路の同調特性例について、C結合とL結合を比較した。
1. C結合による複同調回路の同調特性例
市販のiFTコイル 455[KHz]を2個、コンデンサ30[pF]で複同調回路を構成した一例を図1.に示す。
この例では、利得が-8dBでフラットで広い帯域幅が現れた。
音域の広い良好な音質のラジオ受信機用に向いたメリットがあるが、逆に混信には弱くなるデメリットと、利得-8dBの利得補償の工夫が必要となる。
図1. 複同調回路の同調特性例 C結合の場合
図2. 複同調回路の同調特性例 L結合の場合
2. L結合による複同調回路の同調特性例
市販のiFTコイル 455[KHz]を2個、iFTに実装済みの2次コイル同士を接続複同調回路を構成した一例を図2.に示す。
この例では、利得の山が鋭い2個の帯域の狭いものが現れ、ラジオ受信機の応用には問題がある特性と予想される。
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