2015年9月12日土曜日

各種検波ダイオードのAC特性比較と、ダイオード検波回路・ゲルマニウムラジオ(Cristal Radio)の改良

各種検波ダイオードのAC特性比較を行い、その結果に基づき検波出力を良い音質になるよう、ダイオード検波回路・ゲルマニウムラジオ(Cristal Radio)の改良を試みました。

現在まで1N60がAMラジオ検波回路に多用され実用になっています。しかし、出処不明の1N60のspiceモデルでは期待する検波動作が得られていません。
このため、暫定的にLTspice組み込みのショットキーダイオードBAT54で代用してきました。

(1)各種検波ダイオードのAC特性比較


➀ BAT54を使用した理想ダイオード検波回路
 利得が可聴領域の低周波領域低下する特性が見られます。

➁ BAT54使用ダイオード検波回路
 可聴領域の低周波領域で、位相のずれが増加する特性が見られます。

➂ 1SS106使用ダイオード検波回路
 かなり良い特性です。

以上の3種類のAC特性を比較しました。

困ったことにダイオード1SS106モデルも出処不明なので、実験しないと未知な部分がありますが、➂の1SS106使用ダイオード検波回路の利得特性、周波数特性が三種中で最も良いものとなりました。


(2)ダイオード検波回路・ゲルマニウムラジオ(Cristal Radio)の改良

上記結果に基づき、1SS106使用ダイオード検波回路にてゲルマニウムラジオ(Cristal Radio)の利得特性、周波数特性を改善する試みを行いました。




これは、1SS106使用ダイオード検波回路にてゲルマニウムラジオ(Cristal Radio)を構成し、600KHz AM放送を受信する過渡解析結果です。
これにより、利得特性、周波数特性が改善されることを期待しています。
感度が良く、音質が良くなるかもしれません。
この検波回路は一般のラジオの検波回路で使われている回路と同じ構成、AMラジオの心臓部です。