2015年9月20日日曜日

理想ダイオードの特性(一例)

理想ダイオードと呼ばれる理想とは何であるか、その意味を理解するために実験を行いました。ダイオードにはスイッチング用に多用されていると思われる1N4148,高精度オペアンプLT1359を使用しました。

(1)交流の整流動作

U1を含む上の回路は交流サイン波電圧(1[V],1[KHz])のプラス側を半波整流するもの、U2を含む下の回路は同電圧のマイナス側を半波整流するものです。
特に問題無く、半波整流は動作しています。


(2)AC 特性

AC特性を見ると理想ではない利得特性、位相特性が見られます。U1側は1[Hz]-10[KHz]の低い周波数の交流では利得0の理想状態ですが、それ以上の周波数になると利得が低下してくる理想にならない特性が見られます。

興味深い現象として、U2側は、利得特性として低い周波数ほど利得が低く、高い周波数になるほど利得が上がり、数10KHz〜3[MHz]で利得が平坦になるが最大で-8dBで理想値0[dB]になりませんでした。

位相特性は理想にならず、やっかいな問題を見つけてしまいました。
専門書籍から与えられる知識からの思い込みは用心しないといけない例ではないかと思います。