2015年9月21日月曜日

オペアンプ LT1359 の増幅性能テスト

高精度オペアンプ LT1359 の増幅性能について、反転増幅回路、非反転増幅回路の性能をテストしました。

(1)非反転増幅回路の過渡解析


電圧利得10倍(20dB)に回路定数を設定し、2[MHz],10[mV]の微小なサイン波電圧を入力し、非反転増幅回路に入力すると、たいへんクリーンな出力サイン波90[mV]が得られました。
スプリアスが極めて少なく、このオペアンプの驚異的リニア増幅性能が得られています。これだけの美しい出力はトランジスタアンプでは到底無理ではないでしょうか。

利得は周波数2[MHz]あたりから減少が起こるので100[mV]に僅かに達しない90[mV]です。



(2)AC解析
利得は設計通りの20[dB]で2[MHz]あたりまでほぼ完璧に平坦な特性です。利得の減衰曲線、位相の変化曲線も非常に美しい特性で、大変優れた性能のオペアンプです。

(3) 反転増幅回路の過渡解析
 (1)と同じ入力条件で、反転増幅回路の電圧利得を10倍(20[dB])に設定し、過渡解析しました。


非反転増幅回路と同じように、大変優れた直線性を持ち、スプリアスの少なさは脅威的です。

(4)微小入力電圧の限界性能を見る

このように優れたこのオペアンプがどこまで小さな微小信号まで増幅できるか、限界の最小入力電圧を調べました。


1[uV],2[MHz] が限界の増幅可能な電圧値と出ました。大変な高感度、高品位アンプです。