2015年9月22日火曜日

三角波の発振回路(オペアンプ LT1359)

オペアンプLT1359を使った三角波発生をテストしました。

(1)0.35秒後に発振を開始するケース


何もkickせずに、シミュレーションの終了時間を0.35秒以内の短い時間に設定すると、発振はおこらないままで、それ以上の終了時間を指定すると発振が始まりました。


(2)計算刻み時間を100nSと短くするとすぐに発振するケース



計算刻み時間を短く100nSにするとシミュレーション終了まで計算時間が長くなりますが、最初の時刻0Sから発振しました。

(3) kick するとすぐに発振するケース



.ic directive で、out端子の初期電圧条件を0[V]にすると、すぐに発振を開始しました。なので、100[kΩ]の弱いプルダウン抵抗で0[V]の初期化を試みましたが効果は無し。10[kΩ]では、三角波の先端が丸まるので、これは良くないようです。

(5) 5 秒走らせると振幅が乱れる。


この原因は現在わかっていません。


(6)ネット記事上にあった矩形発生回路に積分器を接続する構成例(多分NG設計法)


上記の回路方式では、三角波形は得られず、矩形波が歪んだ形になりました。



(6)の設計法は、いかがなものか、疑問が残ります。


(7)別の設計法 (ネット記事から引用)


この設計法ではうまく三角波形が得られました。

約3[KHz]の綺麗な三角波です。




応用:アンプの直線性を見るために、三角波発振器を入力信号に使うと、サイン波を入力するよりも歪の有無がわかりやすくオシロに出ると思います。


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