2015年9月20日日曜日

オペアンプによる低周波BPF,中波ラジオ用BPFの設計

インターネット上の記事を参考にして、オペアンプによる低周波BPF,中波ラジオ用BPFの設計の基礎検証を行いました。オペアンプにはLT1359を使用しました。


(1)中心周波数1KHz 利得0dB(利得無し)のBPF構成




中心周波数1KHz 利得0dB(利得無し)のBPF構成の検証結果。利得、位相特性、BPFとしての減衰特性は大変美しい特性となりました。

(2)IF増幅周波数450KHz近辺とするBPF


上記(1)のBPF中心周波数を、スーパヘテロダインラジオのIF増幅周波数450KHz近辺に変更してみました。BPFとしてのフィルタ性能は狭い帯域6KHz帯域を得るのが望ましいのですが、この動作では大変緩慢な広帯域のフィルタ特性となりました。その代わり安定したフィルタ特性です。

U1から出力をとった場合、利得は-6dBと電圧が入力の半分に減衰してしまいます。このため、IF利得を稼ぐことができない課題があります。


(3)利得を持たせた450KHz IFアンプの構成


安定した増幅と、歪の少ない周波数スペクトルとなる前回のNJM4580 IFアンプより良好な結果を得ました。


(4)聴きやすいAMラジオのオーディオ帯域BPFの構成

AM中波ラジオ放送受信では、低域を抑え、高めの周波数の利得を上げ、高すぎる周波数を下げ、明瞭で聴きやすい受信音になるように、回路を構成しました。
これは個人の耳の特性の違いや、音への好みの違いを考慮する必要があると思います。